代表挨拶

古川 宏

(神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 教授) 

 切断者の支援研究会は、切断者()および先天性欠損者(児)とその家族が安心かつ安全に日常生活が送れるように支援するための知識や技術を習得することを目的として設立されました。その活動の主要な目的は、切断者支援に必要な知識、技術を習得するために互いの情報交換や相互研鑽を行い、良い支援活動を推進することを目的としています。

 切断と義肢に関する基本的な知識および技術について座学で学んだ内容を具体的に実習したり、切断者の協力を得て当事者の日常生活の様子や義手操作の実際、当事者ならではの感想や要望を教えていただき日常の臨床現場に戻ってすぐ使える生きた研修や情報発信を行えるように関係者一同活動をしています。学校の授業で学習しても、長く切断者と出会うチャンスがないとイメージがつかめず、セラピストの頭で考えた治療計画・技術を切断者に押し付け当事者に負担を強いたり、セラピストの自信のない回り道を行い物理的、経済的に負担を強いることもあります。経験豊かな作業療法士のノウハウを教えてもらい経験を共有してお互いに一歩進んだレベルに達し、切断者も幸を得る状態にしたいと思います。

 

 最後に、この研究会で得たノウハウと人脈を活用できるように本研究会に参加いただきお互いに切磋琢磨してレベルアップを図れれば望外の幸せです。皆様の研究会への積極的な参加と切断者支援への参加をお待ちしております。

 

 

副代表挨拶

 

中村 春基 (一般社団法人日本作業療法士協会 会長)

 

 

柴田 八衣子(兵庫県立リハビリテーション中央病院)